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セルフカウンセリング

少し前になるけれど、ロバ耳に書こうとおもってとっておいたネタ。
市のPTAの広報紙に、講演会の報告があったので、それをパラパラと見た。その中に「セルフカウンセリングによる自己発見学習のすすめ というのがあった。

立正大学心理学部教授 渡辺康麿氏の講演会の報告だった。

=== 以下抜書き===
人間が人間らしく生きるということは、動物のように衝動にかられて生きるものでもなく、自分の中に生じてくるさまざまな欲求を自覚的に取捨選択して自分の責任においてそれを満たしてゆくことだ。 その人間のあらゆる欲求をとことんまで突き詰めていくと、自分の存在価値をより肯定できるようになりたいという 自己評価欲求一つに集約される。

自己評価は大きく自然的・社会的・文化的評価の3つに分けられる。
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たとえば、
「私はもてる!」「私って美人」「私は若い」「私は丈夫」などが自然的な評価かな。
「会社で部長だぞ」「俺は上司に一目置かれている」「自治会長をたのまれちゃってね」 :社会的
「私は家事をうまくこなす」「文章が上手」「私の感性はスバラシイ」:文化的
今こうやってロバミミをだれにともなく書いているというのは 私の社会的文化的自己評価欲なんだろう。

=== 以下抜書き====
 ところが、大人は子どもに対して、意識せず大人の評価基準でプラス評価やマイナス評価をしてしまう。それは、言葉だけではなく顔の表情や声の調子にも表れる。
大人からマイナス評価されることで、子どもは自分の存在を肯定的にとらえることができなくなる。

 子どもに、「自己信頼感」をもたせるような行動はどうすればよいか。それは、子どもの人格を独立した一個のものと認識して、(自他境界線をひいて)見ることにより、親子の人格交流ができると良い。
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とのことでした。まあ、「子どもの人格を一個の人間として認める」だとかいうのはもう、あらためて言われなくとも、世の中には溢れている言葉で、親としてはミミタコの方も多いでしょうが、じゃあ、どういうことが人格を認めるということなのか?といわれると悩む方も多いのではないかと思います。 つまり、「ほったらかし」と「人格尊重」のはざまです。

 たとえば、息子が自分が見てどうも「よからぬ」と思える友達と一緒にすごしていたとする。あなたは、その友達と過ごしてほしくないと思っている。さあ、どうする。
 たとえば、娘が流行の先端になった肌もあらわな洋服を着たいという。あなたから見ると、そういう洋服を着るのは辞めてほしいとおもう。どうする。
 娘は、あなたが大嫌いな人を大好きだということだ。さあどうする。
  学校から帰ってきた息子が、毎日宿題もやらずに友達の家にいりびたり。どうする。
日々の生活を通して、「母の好みと子どもの好みが一致」しているのは、母親の言葉による干渉や無言の干渉があったからではないのかな? 

 なんて考えてみると本当に難しい問題だと思います。
なんといっても、親には子どもをきちんと育てるという義務があるわけですから。「人格を尊重する」というのと「ほったらかし」は違うと思うわけです。

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間違った認識の例(tableタグがつかえなくて表がちょっと苦しいですが)

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相手(子ども) | 私(母親)
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孝はやっぱり勉強していなかった |
孝は平然とテレビを見ていた    |
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書き直した例

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相手(子ども) |私(母親)
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                        | 私は<もうテレビをやめたかな>と思った
孝はテレビを見ていた |
                        | 私は<やっぱり勉強していない!孝は平然とテレビを見続けている>と思った
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これでわかること
1)子どもの思いと自分の思いが違うということ
2)親が「勉強していない」と思っているだけで何も言っていない
3)自分の子どもに対するイラ立ちがつのってきている
4)子どもはテレビを見ているだけなのに 親は親の言うことを聞かない子だと決め付けている

==========

この「自分を離れてみてみる」という習慣は、子ども対親というだけでなく、人対人で有効な手法だと思う。 たとえば、「あの人感じわるい」と思うことは 生きていれば何度も遭遇することがあるかもしれないが、それはもしかすると自分がどんどんと想像の領域を含めて練り上げてしまったものかもしれない。

  昨日は、朝起きたとたんに「暑い」からはじまり、何をやるにしてもぶつぶつ文句ばかりいう息子につきあって「もう、そんなに文句ばかり言うんだったら知りません」と最終通告を出してしまった私なのだ。 その後、息子も反省し、私もその反省を受け止めて無事に過ごしたわけだけど、ふと、このことを思い出して書いてみようと思った。

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夫と息子との3人家族です。ぼやーとしながら日々のほほんと生きています。わりとおっちょこちょいです。

 ざっくり思いつくままをキーボードで打っているので、誤字脱字、文脈がヘンだなーと思うところもたくさんあります。ご容赦ください。
 
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