2017 09 ≪  10月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 11
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
二人袴
2009/05/04(Mon)
 昨日は、家族で狂言を見に行ってきました。 息子の学校の元校長先生より、チケットを頂いたので、一人分買い足すだけで行くことができました。

 狂言について(参考:おびひろ狂言づくしの会)

 息子は、以前附子(ぶす) と柿山伏をみたことがあります。

昨日見たのは、大蔵流狂言 山本会のもので、この山本会は、

猿楽の本流たる大和猿楽系の狂言を伝える唯一の流派


だそうで、この記事を書こうと思ってネット検索をして動画を見つけたのですが、所作の様式美というかそういうものはやはり私たちが見た山本会の狂言の方がきっちりしているように思いました。

 山本三兄弟は 重要無形文化財に指定された方々です。

芸系図はこちらです。
 さて、私が演目のうちで一番好きだったのは 二人袴です。 本当に面白かったというか、身につまされるというか。

 
二人袴のあらすじは、以下の通り。

 中世のころは、嫁入りの習慣も今とは違い、まずは娘が先方の家に入り、正式に嫁にもらうことになったら、あらためて、嫁の家に婿が挨拶に行くという風習があったのだそうです。
 そろそろ婿が挨拶に行かねばと思う父親が息子を呼ぶと、息子はまだまだ子供っぽく、表で子どもと遊んでいる様子。 「そろそろ挨拶に行きなさい」と諭すと、「はずかしいので、いやでござる。」と返事。困った父親はなだめます。 「好きなものを買ってやるから行きなさい。」  すると、息子は婿として挨拶に行こうという年頃(とはいっても15歳くらいなのだそうですが)なのにもかかわらず、 だったら弁慶の人形を買ってくれだとか、犬ころを買ってくれだとか、まだまだ子供っぽいのです。
 挙句の果てには 一人で行くのはいやだから お父さんについてきてくれと頼みます。

 お父さんは、息子のことが心配ですから、息子に挨拶のための長袴をもたせて、先方の家まで息子を送り届けますが、息子は父に外で待っていてくれと頼む。 待っていると、先方の使用人である 太郎冠者が 「息子さんだけではなく、お父さんもいらしている」と主に告げます。 太郎冠者は以前お父さんにあったことがあることを覚えていたのです。 
「にがにがしい。迷惑じゃ(今の苦々しい・迷惑とは少しニュアンスが違うようです)」と言いながら 息子と交代で長ばかまをはきかえて 場をやり過ごそうとするのですが、一人ずつしか家にあがることのない親子を不思議に思ってか、先方は 「一緒にいらっしゃい」と伝えます。 でも袴は1本しかありません。 外であたふたしているうちに袴が表と裏の二つに裂けてしまい、 これを幸いと 親子で前掛けのように袴を前につけ、二人とも袴をはいているふりをしてチョコチョコと横歩きで家に上がります。 袴の後ろがないことを悟られないように表側だけを人に向けて動作する2人はぎこちなくて、主に不審がられますが。。

というお話です。

 まだ子供っぽい息子、それを心配した過保護なお父さん。 しかし、本当に困ったときに、子どもの機転で危ういところを救われてどうにかごまかせる場もあり、ところどころ 頼もしさが垣間見える息子。

 この演目を鑑賞しながら、ついつい我が身を振り返って苦笑いしながら、うんうんと頷くことも多かったです。

 楽しい一日をすごすことができました。

 
この記事のURL | 日々&おもったこと | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://ponpokona.blog40.fc2.com/tb.php/2066-50798263

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。