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わかりあえない せつなさ
2008/09/01(Mon)
 さて、今日からまた学校のはじまりだ。 息子はいつものようにギャグを2,3発かましながら 元気に登校していった。 今週は出勤日を調整して、私は今日は休み。息子が帰ってくるのを家で待つ。

 さきほど、家事をしながら、いつもの日課で更新されたブログがあるかどうか探していたら、きっこのブログも更新されていた。 そこを、つらつら~と読みながら、「ああ。」と思ったのだった。

 私もよくやることだが、現在自分が経験していないことについて、自分の過去の経験から想像してコメントすることがある。物事を理解しようとするうえで、自分の持てる経験に照らし合わせるという思考は、自分ができうる中で最善ともいえる策であると私も思う。 というか、それしかできないよね。今経験してないんだから。 でも、自分の経験と人の経験が違うというスタンスにはなかなか立てないし、それを認めることは、お互い経験していないことだから 「あなたも正しい。私も正しい」という、ともすれば双方矛盾することを容認しないとダメなことも多いと思うのだ。 つまり、 双方ぴったり同じ点への到達はかなり難しくて、双方の環境、言い分を完全に理解した中で お互いの考えの相違点を理解し合うという 困難な作業をのりこえないといけないということ。 でも、この点に到達できることって人と人の間ではほとんど無理ではないかと思う。  だから、「あなたの論は間違っている」とお互いがいいはじめると、絶対に合意できないと思う。  前に書いたけれど、私は 論の勝ち負けを競うディベートじゃなくて、話をしていくうえで自分も変わり相手も認識を変える話し合いが好き。

 さて、話は大きく回り道したけれど、きっこのブログには きっこさんの経験による夏休みの宿題について書いてあった。

きっこさんの論としては、 

1)まる子もカツオも何十年も苦労してるし、今の子供たちだっておんなじだろう。ふだんからいっぱい宿題をやらされてんだから、夏休みくらいは「休ませて欲しい」って思ってた。
2)小学校の時の夏休みの宿題って、やってもやっても次のページがある計算ドリルとか、何度も何度もおんなじ漢字を書かなきゃならない漢字帳とか、あたしには単なる苦痛でしかなかった。1ページ終わるたびに残りのページ数を数えて、「あと23ページもある‥‥」って思って、ため息をついて、また続きを始めてた。
3)読書感想文にしたって、先生が決めた本の中から選ばなきゃならなかった
4)やりたくもない曲の練習をしなきゃなんない


とのこと、 きっこさんの経験的には 「なるほど。そうだったのね。」だけれど、 「今の子供たちだっておんなじだろう」という点においては、 「ちょっと違うかもね」と私は思っている。 きっこさんも

人の感性は人それぞれだし、親の感性も親それぞれだから、世の中には、夏休み中も勉強したいガリ勉くんもいるだろうし、嫌がる子供にムリヤリに勉強させることを生き甲斐にしてる親もいるだろう。



と書いているとおり、確かに人それぞれ感じ方は違うだろうと私も思う。
ただ、現在の教育は、自分が経験してきた教育とはあまりにも違う。それは思ったよりも短いスパンで変わってきている。

 毎日宿題が出ていたきっこさんと違って、学校がある日、息子はほとんど毎日宿題がない。 夏休みに出る宿題もものすごく少ない。昨年までは、自由研究か自由工作か、作文かどれかをやればよいということだった。 まさにきっこさんの理想のような宿題だ。 読書感想文も本の指定はない。どの本の感想を書くのも自由だ。 ピアニカの練習なんて、息子は家でやったことがない。おまけに夏休みの宿題にもない。

 ところが、たぶんきっこさんの育った環境とは違う現実がある。 学習内容が減ってしまった結果、
本来は落ちこぼれをなくす予定だったらしい 「ゆとり教育」は 掛け算、割り算さえできない子たちを量産する結果になる。 つまり、反復練習を必要としているものが軒並みできない子が増えてしまった。 その反面学校の授業を心配する親は塾に通わせるようになり、学校で習うこと以上に知っている子たちも増えた。 これが 学力の二極化。

 今年は息子にも夏休みの宿題が出た。計算問題のプリントはA3用紙6枚くらいだったかな。。 でも、とても簡単な問題だったので、夏休みが始まって2,3日で全部やり終えてしまえる程度だった。 これは、二極化した学力をどうにかするためには必要な宿題だと思う。 というのは、自分の子供が掛け算、割り算(義務教育で当然学んでいることであり、日常生活にもよく使う計算)さえできないということに気付かない親がいるということだし、その子にはその程度の反復練習は必須だと私は思う。 もともと 2桁や3桁の割り算なんて習得してしまえば らくらくなものなので 子どもたちにさほど負担になることもない。

 
 実家に帰ったときのことを思い出した。義母は息子が受験するかもしれないということをものすごく心配している様子だった。 日頃一緒に暮らしているわけではないし、マスメディアでは 受験勉強などで壊れてしまったような子たちの報道が相次ぐのだから。(これも、ニュースとしてなりたつかなりたたないかという「犬が人を噛んでも~。」的なところはあると思うのだけれど)そういうニュースが繰り返し報道されると心配するのも当然だろうと思う。 それに、周辺環境がわかっていない。 私だって、現在の義務教育に飛び込んで学校内に深くかかわってくるまでは、自分も公立出身だったから、教育は公立で十分だと思っていた。 でも、実際に経験してみるとずいぶん違っていた。 ずっと学校をサポートしたいといろいろ努力してきたけれど、教育をめぐる大きな変化は私たち保護者の一部が多少頑張ったところで、どうしようもないところまで来ていると私は思う。 でも、これについて 生活を共にしていない者同士はたぶん分かり合えないだろうなと思う。 また、もし生活をともにしていたとしても、同じ思いに至ることができるかというと そうでもないことも多かろうと思う。 親はきっと祖父母よりもずっと子供の将来について現実的に考えていると思うし、祖父母は自分がやってきたことの反省もあるかもしれないが、ずっと楽観的に考えているところがあると思うから。  たしかに、息子がたとえ割り算ができなくても、中学生になって分数がわからなくても 生きていくには支障はないし、必要な知識を生活の中で身につけていくことはできるであろう。 私も、今の受験勉強は異常だと感じているし、それについて小学生の楽しい時間をつぶしてしまいたくない。人間らしい生活をできるだけさせたいという思いで、いるので、どうにか 普通の勉強の延長で受験勉強にできないかどうかと模索しているところだ。  でも、「私が子供のころにはこうだったから、 今もこうでよい」という論は  ~だから という部分で破たんしているんじゃないかと思う。 なぜならば、 「私が子供だったころ」 から世の中のしくみはどんどんと変わってきているから。

 そうして、たぶん、分かり合おうと思っていない人相手を批判することしか考えていない同士はやっぱり分かり合えないだろうな。。なんてちょっぴり思う。 それはとても切ないことだと思う。
 で、それをもっと前向きにするために、

1)相手の論をお互いに受け入れる心の準備をすること。
2)相手の論をきちんと聞くこと。 (これが一番難しいかも)
3)情報を多角的に集めできるだけ客観的に把握すること。
4)まず自分の論を捨てて 再構築してみること。

 こういうことが お互いに必要なんじゃないかと思ったりもした。 

つまり、上のきっこさんの例をサンプルケースにしてみると、
A)きっこさんが、夏休みの宿題はいらないと思っていることはよくわかった。きっこさんの夏休みの宿題がどんなに理不尽であったかもたしかにわかる。
B)しかし、現在の状況は少し違っている。まず、宿題の量と質は昔と違う。それから教育をとりまく状況の変化はめざましいものがある。
 
 A,Bより、今の子供にも夏休みの宿題は要らないとは言い切れないと思う。 もし、仮に私ときっこさんが話をしているのであれば、きっこさんには現在の教育現場の実態を見てそれを加味してみてほしいと思うところだけれど、私の方にも不足している部分がある。 というのは、私が知っている現在の教育現場というのは息子をとりまく環境であるということ。 つまり、一般化するにはちょいと弱いということだ。 もしかすると息子を中心としてせいぜい半径20キロメートルでしかものをみていないかもしれない。その辺をまた私も必要に応じて考えてみるということになるんだと思う。

 ただ、宿題って、「自分がやりたい、やりたくないにかかわらず、やるときまったことを期限までにきちんとやる」という基本的な生活習慣の練習にもなると私は思っている。 仕事だって納期がある。
自分がやりたいと思っている仕事に就けている人は世の中で何割くらいいるんだろう。 もし、自分がやりたくない仕事を受けているときに、納期を守るということに対してどう努力するか。 そういうのを子供のころに疑似経験してもよいとも思ったりする。

 受験に関しては他にもたくさんの思いがあるけれど、今日のところはここまで。
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