ひとりあるきする バーチャル ウオーター |
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2008/06/10(Tue)
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先週の「世界一受けたい授業」だったろうか、バーチャル ウォーターについての講義?だった。
以前もバーチャルウォーターについて聞いたことがあり、初耳ではなかったが、これについて話を聞くときにいつも釈然としない思いがしている。環境問題について最近は多く報道されるようになったけれど、今回のこの講義も思いきり消化不足の感があった。 と言っても別の講義も 「いまひとつだな」と思うことも多いのがこの番組だが。 何がどう 「いまひとつ」だと感じたのか。 まず、バーチャル・ウォーターについて、 これはたとえば 牛肉を食べるときに、その牛が消費した水、それから、その牛が食べた草が育つために必要だった水など 環境として必要な水を考えてみましょうというものだそうだ。 そうして、この番組、世界では水不足に苦しんでいる人たちがいる反面、こんなに水を消費しているんです。と、突然その含まれる水という量を透明のバスタブにザブザブ入れて、「実はこんなに消費しているんです」 「え〜〜〜〜!!!」で終わった。 さて、バーチャル・ウォーター(仮想水)という考え方、たしかにこれは新しい考え方だと思う。しかし、ここの講義を胡散臭くを感じたのはナゼかというと、 「じゃあどうしろとあなたは訴えているんですか?」という部分が大きく抜け落ちた講義だったからだ。 たとえば、牛一頭を育てるのに必要な水と考えてみるというのは新しいと思う(上でも書いたけれど)しかし、その中で、牛が飲用する水、または牛が牧草として食べる水を消費者である私たちが減らすことはできない。 また、牛がその水を浪費しているのかというと、そうではないはず。 もし、牛を育てる場で水が浪費されているのであれば、それを正せという話になる。 そうして、なによりも牧草が育つために必要な水。 この中には雨水も入っている。 すべての水を飲用水でまかなっていて、その水を使わないことで、水不足の国の人たちに水を回すことができるのであれば、他国の深刻な水不足とバーチャルウォーターの結びつけは正しいであろうが、ほとんどの水は水不足の国に回すことのできない水である。 つまり、上の番組をみても さっぱり 何が言いたいのかわからないことになる。 もしくは、「これだけの水をふんだんに使えることを感謝しなさい」ということになってしまう。 環境gooによると 仮想水とは
上の文も日本語としては分かりづらいなあ。(--;) でも、この数値の利用目的がわかったということで、「世界一受けたい授業」よりはスッキリしたかも。 つまりは、水資源が足りない地域は、バーチャルウォーターとして食料に含まれる水を輸入することで、水資源を確保しろと言っているのか? また、水資源をどうにか自分で確保して、自給率を向上させるうえでの目安とするというのか。 上のページにある
たとえば、私たち人間が1年間に消費するバーチャルウォーターを考えてみると、ミネラルウォーターを飲むよりは、野菜など食料からとる水分の方が多いことももちろん予測の範囲内だ。人間の場合は、料理するので、たとえば、3合のお米をたくのに3カップの水を利用する。それ以前に、コメをとぐ水も必要だし、食器を洗う水も必要だし。。。etc..そうして、食べるときにはその水の一部は米の中に含まれるけれど、多くは蒸発させている。 その米を作るためには田圃に水をため、その水を消費している。。。などなど でも、みんな小学校で習ったよね。 たとえば、蒸発した水・私たちが飲んだ水というのは、地球上からなくなってしまうものではなく、循環しているんだよ。。と。今、ふと思ったけれど、海水の自然蒸発量はバーチャルウォーターで換算するとどのくらいになるんだろうね。。。 もちろん、それは雨となってまた大地に降りそそぐわけで、減っているわけではない。 むしろ、考えるべきは、その循環についてではないかとも思う。 水資源に換算することのインパクトの強さゆえ、 バーチャルウォーターという概念が消化不良のまま独り歩きしているのかもしれないと思った。 見えない消費を考えてみようという部分で似た考え方がある。 フードマイレージというものだ。 こちらの方は主張もわかりやすくなっている。 なんにせよ、数字に置き換えてしまうことにより、主張の内容はさておいて、人はそれに圧倒されて、盲目的にそれを支持してしまいがちになる傾向があると思う。 でも、こういう計算はすべてのものに一定の係数を掛けて算出してしまいましたというものだし、そういうものの見方をする場合、何らかの目的があってそのような算出方法を取るものだと思う。その主張や目的を離れてその数値のもつインパクトだけが独り歩きすることも多いのではないだろうか。 久々に朝書いちゃった。読みなおしてないぞ。帰宅してから見直します。 |
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