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転がり落ちるまで分からない恐ろしさ
2008/05/14(Wed)
今日は休みだ。とりあえず歯医者はあるけれど、ムリしてボには行かないことにした。今週月・火はなんだかきつかったなあ。仕事がキツイわけではないんだけれどなあと思い起こしてみると、先週は水・木が仕事で、金は朝からぴーだったからだな。土は久々に用事で渋谷まで出かけて、気分的にはリフレッシュしたけれど、おかげで日曜はダラダラしてしまった。
 ということで、今日は久々の休み。嬉しいぞーぉ。

ところで、読書記録。

こんな本を読んだ。

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)
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 動機は、以前から拝見しているブログで、日米の入院事情が書かれていたことにさかのぼる。

1泊2日の入院費用は手術代別で1万ドルくらいっていうから100万円以上。


というのに驚いた。 出産も日帰りが多いと聞いたことがあり、「本来入院ってそんなに必要ないものだったのか? それにしてもものすごい金額だな。」と思っていたのだけれど、その後 例のサブプライムローン関係の報道などを通して  普通に大学を出て、普通に就職した人が病気になり1回の医療費で家を手放さなければならなくなった例を見た。 そうこうしているうちに、 「なんかアメリカ、うすうすヘンだぞと思っていたけれど想像以上にヘンなのか?」と思うようになった。 そこで、購入したのがこの本。

 驚いた。 

 話は少し回り道をするけれど、先日ニュースになった横須賀のタクシー運転手殺害事件の容疑者の報道で 疑問を抱いた方もあるのではないかと思う。

強盗殺人などの罪で、ナイジェリア国籍の米海軍1等水兵、オラトゥンボスン・ウグボグ容疑者(22)を起訴した。



 ナイジェリア国籍の米海軍1等水兵っていうのがあるんだ。。。どういうことだろう?と。

この本によると、戦争はもはやアメリカの巨大ビジネスとなり、戦地にいるのは アメリカの兵隊だけでなく、貧困のために兵隊となった海外の人間もいるということ。それだけではなく、貧困層をターゲットとした「海外への派遣社員」という形で戦地の物資輸送などの仕事も盛んなのだそうだ。 

 仕事がないところに 破格の条件で民間派遣会社の名前で「海外への派遣社員」の話が転がり込む。 仕事内容はトラック運転手などだそうだ。そうして、リクルーターは 「これは戦争ではなく、派遣という純粋なビジネスです」と説明する。ターゲットはワーキングプアと呼ばれる人たちだそうだ。ところが、彼らは一民間人として戦争に裏から参加するわけなので、法律で守られている部分も少ない。まさに使い捨て状態ともいえるのではないかとおもう。

 

最後に申し上げておきます。もし、現地での勤務中にあなた方が事故などでお亡くなりになった場合、たとえば可能性は非常に低いですが、化学兵器や放射性物質などによって死亡した場合には、本国への遺体送還はあきらめていただくことになります。



と説明があり、一瞬皆ざわめいたけれど、「正直言って選択肢はありませんでした」とこの職についた人(マイケル)の言だそうだ。 ところが、10か月を過ぎたころ、マイケルは体調不良となる。米兵たちは基地内のペッとボトルの水を飲むが、派遣社員たちは現地の水を飲むように指導されていた。そうしてその水は劣化ウラン弾の影響で放射能汚染されている水の可能性が強かったのだそうだ。結局マイケルは「何らかの理由で放射性物質にさらされたせいだろう」ということで 白血病となり、帰国後はほとんど寝たきりとなったのだそう。 そうして、 この本に詳しく書かれているが、医療保険に入っていない彼が医者にかかるということはまた多くの出費がかさむこととなっていく。

 日本で暮らしている私たちの多くは、ワーキングプアという言葉を聞いても「自分には関係のないこと」ととらえてしまうことも多いとおもう。 しかし、この本を読むと、アメリカの経済構造の中で 学歴もあり、保険もある中流の人が突然の失業や入院により あっという間にワーキングプアにころがりおちて、どんどんと沈んでいく構造が見えてくる。

 大学を出ているから、仕事があるからワーキングプアにはならないということはないのだ。

そうして、ここ数年の日本の政策がこのアメリカの政策(民営化などなど)とダブって見えてくる。私たちがきづかないうちに日本はアメリカが通った危険な道をなぞっているではないかと思えてくる。 私たちが気づくのは、 被害が目につき始めてからとなる。それでは遅いのではないか?
 とにかく、戦争の話だけでなく、保険のこと、教育のこと、外側を見ているだけでは分からないアメリカの内情が見えてくる。 かなり驚いた本だった。 内容は戦争だけでなく、幅広いのでここにはすべて紹介することができない。とりあえず興味がある方は図書館などで探してみるのもよいと思う。

 この後読んだのは、
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 こちらは、読みやすくさくさくと読み進められる。
上とペアで読むと考えることも多い本だった。

 アメリカ社会に根強く残る学歴差別・人種差別なども考えさせられるものがあった。
職にありつくには学校を卒業するしかない。しかし、学校を出たからといって(たとえ大卒でも)仕事にありつけるわけではない社会。アメリカ。

とり急ぎup
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